パフォーマンスに関する考慮事項
Kofax Search and Matching Server のパフォーマンスは、2 つの方法で測定できます。特定の単一のクエリについては、クエリへの応答時間で測定できます。サーバー全体では、十分なクエリがある場合、1 秒あたりのクエリ数としてスループットを測定することもできます。単一のクエリに対する最速の応答時間は、インポートされたデータベースのサイズおよびクエリの複雑さに応じて異なります。通常、インポートされたデータベースのサイズはレコード数と列数に基づきます。クエリの複雑さはクエリ内の単語数によって決定されますが、レコードに一致するクエリ内の単語数にも大きく依存します。また、一致スコアの計算は同じレコードで一致する単語が多いほど複雑になります。特に、データベースで非常に頻繁に使用される単語を検索した場合、スコアを計算するために多くのレコードを評価する必要があるため、応答時間が遅くなる可能性があります。
Kofax Search and Matching Server のマッチング アルゴリズムはマルチコア システムを完全にサポートします。サーバー システム内の CPU の数が増えると、特に大きなデータベースからの Fuzzy インデックスの場合に、最小応答時間がある程度短縮される可能性があります。さらなる並列処理が不可能な場合、レコードが 100 万件未満のデータベースでは影響がない可能性があります。いずれの場合も、CPU の数が増えると、1 秒あたりに処理可能な検索クエリの最大スループットが増加します。
特定のハードウェア環境での最大スループットが十分でない場合は、ロード バランシング クラスタを構築して、検索クエリの全体的なスループットを向上させることができます。
ロード バランシング クラスタは、互いにリンクされた、計算ワークロードを共有する複数のコンピュータのセットですが、単一の仮想コンピュータとして表示されます。ロード バランシング クラスタの全体的なスループットは、コンピュータがクラスタに追加されると、ほぼ直線的に増加します。単一のスタンドアロン Kofax Search and Matching Server の最大スループットが既知であり、完全インストールに必要なスループットも既知である場合は、ロード バランシング クラスタのコンピュータの数を計算できます。
クラスタのメンバーである各 Search and Matching Server のパフォーマンス カウンタを表示することで、Load Balancer のパフォーマンスを監視できます。